「フットサル」マニュアル



各国のフットサル

 

 

ドイツでフットサルがポピュラーになったのは、11人制サッカーのプロリーグであるドイツ・ブンデスリーガのプレーヤーたちが、そのシーズンオフとなる1月にフットサルを半ばお祭り的に始めてからであるようです。

 

 

ドイツは冬の時期は非常に寒くなるために、屋外ではサッカーをプレーするには環境が厳しすぎます。そして、観客もそれを楽しんで観ることが出来ないわけなのです。そこでブンデスリーガがやり始めたのが、「ハーレン・フッスバール」と呼ばれる屋内サッカーなのです。

 

 

この「ハーレン・フッスバール」では、その会場に壁を組み立ててフィールドを作ります。1チームの人数は会場の大きさに合わせて決められ、1日に3~4チームが出場して何試合も行なうことになります。これは、ブンデスリーガのシーズンオフならではのイベントであり、現役の選手も出場しますし、引退したばかりのトッププレイヤーなども観ることが出来るため、たくさんのサッカーファンから注目を集めているのです。

 

 

イタリアのフットサルは「カルチェット」と呼ばれ、1980年代に入ってから本格的に開始されました。しかし「カルチェット」は急速に発展したために、現在ではそのレベルはすでに世界のトップクラスとなっています。

 

 

オランダでは「ザール」と呼ばれ、独自のリーグもありますし、アメリカでは「アメリカン・インドア・サッカー」がプロ化されてからすでに10年を超えており、その人気も定着しています。